10日えびす
一年で最も賑わうこの日、境内へ続く参道は早くから人、人、人。足を進めるのもひと苦労するほどの混雑で、今年は例年以上の人出に驚かされました。
軒先に連なる提灯のやわらかな灯りが夜の闇を照らし、福笹や縁起物を手にした参拝者たちの表情には、それぞれの願いと期待がにじみます。威勢のよい掛け声と、絶え間なく続く人の波。その熱気に包まれながら、京都の冬の夜が一層生き生きと感じられました。
本殿前では、商売繁盛や家内安全を祈る人々が静かに手を合わせ、喧騒の中にも凛とした空気が流れます。賑やかさと厳かな祈りが共存するこの光景こそ、十日ゑびすならではの魅力。
人の多さに圧倒されつつも、年の始まりに福を願い、京都の伝統行事を肌で感じることができた、心に残るひとときとなりました。




